最新のカタログ、パンフレット
カタログ、パンフレットってどういう媒体? 特徴は?
カタログギフト、企業パンフレットなど、Webが浸透した昨今でもカタログ、パンフレットの需要はなくなっていません。展示会や店頭、営業先に「手渡し」できるのが最大のメリットです。そもそもカタログという言葉の語源はどこから来たのか知っていますか? カタログという言葉は実はギリシア語。katalogos(カタロゴス)が元の言葉で「数え尽くす」という意味を表しています。日本では終戦直後まで型録(カタログ)という漢字を当てていました。現代ではカタログはたくさんの商品や製品を機能的にデザインすることで、幅広い消費者に対して購入しやすい環境を提供する冊子媒体として使われています。
【ポイント3点】カタログ制作を成功させるポイントは?
POINT1 【分類方法ご紹介】カタログは商品分類がキモ!
カタログ作成は機能美のデザイン。カタログ制作においてまずやるべきことは、掲載商品・サービスの分類作業。
ちょっと細かくて大変な作業ですが、カタログ制作において一番大切な仕事です。
エクセル等を使用して仕様をまとめていくと作業がはかどります。デザイン制作側としても助かります…(笑)
といっても同分類するの?
という方のために基本的な分類の仕方を下記でご紹介します。
もちろん伝えたい内容で分類項目は増減します。
カタログ、パンフレット作成時の分類項目
- 1)製品カテゴリー 2)製品名 3)特徴1(簡単な説明文章) 4)特徴2(箇条書き)
- 5)仕様・スペック 6)料金 7)オプション、その他情報
POINT2 見せたい製品を大きく。メリハリを付ける!
カタログ制作は機能美のデザインといいましたが、カタログデザインが整理整頓されすぎていると、購入したいというワクワク感、欲求を刺激できません。
これが売りたい!
という商品をピックアップして、存分に目立たせてあげましょう。
消費者は必ずしも買うべき商品を決めていません。
おすすめ商品を起点に自分の購入したい商品を決めていくので、
購入者の判断基準を作るためにもオススメを作ることは大切です。
POINT3 カタログは写真が命。シズル感のあるグッとくる写真を使おう
商品や製品を購入してもらうためにはやっぱり写真。
美しい写真は購買意欲をグングン刺激します。
多くのクライアントは写真画像をお持ちだと思いますが、これからカタログやWebでビジネスを始める方は、是非撮影してみてください。
ネットで検索すれば安く撮影できるサービスがありますし、ある程度商品数があるなら、スタジオを持っているカメラマンに依頼すると安くできます。
カタログ、パンフレット制作の流れ
1. 製品数の確認と、掲載する仕様の検討
カタログ等、パンフレット関連を作成する場合はまずおおよそのページ数を考える作業が必要です。カタログ制作の料金はデザイン・印刷ともにページ数が増えるほど高くなります。ざっくりとした見積もりをとるためにもおおよそのページ数を検討することが必要になります。ページ数の他、写真撮影は行うのか、仕様以外の原稿を依頼するのかを検討すれば、デザイン会社から見積もりをもらうことができます。
2. カタログに掲載すべき情報とページ割の確定
おおよそ決めたページ数ですが、いざカタログの内容を考え始めると思ったよりも増減すると思います。
ざっくりと決定したカタログのページ数をもう少ししっかりと詰めていくためには、次のようなことについて考える必要があります。
ページ割作成の際の主な検討事項
- ●製品数、掲載する仕様の決定 ●特集ページの有無 ●特徴ページの有無 ●オプションやその他仕様ページ
- ●購入方法ページ ●利用規約ページ
上記のうちもっとも頭を悩ませるのが、「掲載する仕様」の決定です。仕様とはいわゆるスペックですが、どこまで詳しく掲載するか、読み手が本当に欲しい情報なのか、掲載しなければいけない情報なのか、バランスを考えながら検討します。そして、1ページに何点の製品を掲載するか、全体のページ割(ページ構成)を決定します。
3. デザインルールを決定。テンプレートページを作る
カタログはページ数が多くなる傾向があり、すべてのページを一度にデザインすることは非効率です。そこでまずは製品が紹介される基本的なページデザインを確定させます。そのためには、製品や使用情報をどのようにレイアウトするか、デザインルールを決める必要があります。
テンプレート作成のデザインルール規定
- ●ページ全体のデザインレイアウト規定 ●ページタイトル、見出しの文字サイズ ●カテゴリー毎のカラー、配色
- ●仕様の掲載順序 ●各仕様情報のレイアウト位置
4. ページを量産する
テンプレートページが決定したら、すべての製品をデザインルールに従って量産していきます。ページボリュームが多いので、文字校正をしっかり行わないと、刷り直しなんてことになります…怖い。クライアントと制作会社との連携で、お互いに責任感をもってチェックしましょう!